新・あっちゃキャンバスのブログ

お仕事絵や趣味創作のことなど、プライベート日記でもあります。

天国の幸帆ちゃんの似顔絵

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今回も、天国へ行ったお子様の似顔絵の依頼をいただきまして描かせていただきました。
無頭蓋症という頭蓋骨が作られない障害のため、お腹の中でさよならをしなければならなかった幸帆ちゃんという赤ちゃんです。
お医者さんに薦められて、お腹の中の段階でさよならしなければならなかったというのは、母親にとって本当にツライことだったと思います。


ご注文していただいたK(母親)様からのメールに「頭蓋骨は天国で神様に治してもらっていると思うので」とう一文がありました。
私はその一文に共感しました。
私も天国には病気も障害も存在しないと思っているので、笑顔で健やかに過ごしてる幸帆ちゃんの姿(想像)を描かせていただきました。

けれどやはりこういう似顔絵を描くときには心配になる部分があるんです。
それは赤ちゃんの似顔絵を見て、お母さんや親御さんがかえって後ろ向きな気持ちになって「もし生きていてくれれば」って思ったりしないかって・・・。
たしかに私は天国で生きている赤ちゃんを描いているんですけれども、親御さんにしてみれば後ろ向きな気持ちの意味で「もしこの世で生きててくれたら・・・」って思ってかえって悲しまないかって。

 


今回もそんな心配な気持ちを少し抱えながら似顔絵をお送りさせていただきました。

すると後日K様がお礼の直筆のお手紙をくださいました。(一部抜粋)

 

 

「あっちゃ様

この度は本当にステキな似顔絵をありがとうございました。
一目見たとき涙があふれましたが、悲しいのではなく、やっと会えた喜びと楽しそうに幸せそうにすごしている姿をみて「よかったね」という気持ちが強いからです。
幸帆の生きていた証をこんな幸せな形で残していただき本当にありがとうございます。

 

つわりもきつくて、仕事や子育てに追われて何もかまってあげることができませんでした。そんな自分に対する罰かもとすら思うときもあります。
名前もほとんど呼んであげられず、今でも悔やんでいます。エコー写真の断面図がこの子の唯一の顔写真で、エコー動画も途中で終わっていて、何でこんなに元気なのにうちの子が。。。と思いました。

 

でもあっちゃ様に幸帆の笑顔を覗いてきていただいたおかげで私たちの中の幸帆の笑顔に色がつき、表情がつき、目を開けて、耳を傾けてくれて、声まで聞こえてきそうです、お腹の外でも家族だんらんの時間をプレゼントしてくださり、感謝しています。私は宗教家ではありませんが、なんだか、神様と幸帆に許された気分になりました。

 

そして息子に対する態度も変わりました。今がすごく奇跡なんだということに改めて気づかされました。もっとやさしい気持ちで子どもに接することができそうです。
あっちゃ様が心配されていたことは私に限っては全くないですしあっちゃ様に頼まれる他の方も多分大丈夫なんじゃないかな、と思っています。

 

このたびは本当に本当にありがとうございました。似顔絵にとどまらず私たちの幸せや家族愛を描いていただいた気がします。やっと幸帆に会うことができて、本当に良かったです。
息子が成長したり次の子どもを授かったら、またお願いします。

似顔絵ってステキなお仕事ですね。ぜひいつまでもご活躍されてください。またお願いすることを楽しみにしています。」

 

 


いただいた手紙を見ながら文字を起こしているのですが、なんか泣きそうデス・・・。K様がつらかった時のコト、自分を責めてしまう気持ち・・・本当に私なんか想像できないくらい辛い出来事だったんだろうなって。

なのに私への気遣いまで書いてくださって・・・なんか申し訳ない、、、そしてありがたいです。
そして似顔絵を気に入ってくださって本当に良かった。

 

 

今回、その手紙を読んでいたところにちょうど娘(小4)が帰ってきたので、今回のこの幸帆ちゃんのことを話してみました。
今まではあまりこういうお仕事のことを娘に具体的に話したりしたことなかったのですけれど、そろそろ年齢的にも理解ができるかなーって思って話しました。

 

手紙を読んだ娘は・・・泣いてました。
「泣いてるの?」って聞いたら
「自分がお母さんになって、赤ちゃんが死んじゃったら悲しい・・・」って娘は答えました。

正直ちょっとびっくりしました。
母親の立場で考えてるんだなーって思って。
『赤ちゃん死んじゃってかわいそう。』っていう感想ぐらいしか返ってこないと思ってたんだけども。

「もし私に赤ちゃんができてその赤ちゃんが死んじゃったらつらい・・・」って泣いてました。
自分を責めちゃうかも。みたいなことも言ってました。
そのとき私もハッとしました。

そう・・・お子さんを亡くしたお母さんはつい自分を責めちゃうんだよね・・。きっと今回のK様も・・・。
もしこうしていたら、ああしていたら、もしこれをしていなければ、あれをしていなければ・・っていろいろ思いめぐらせて。

お母さんのせいであるはずがないのに。そんなワケはないのに。
けれど私ももし同じような経験をしたら、つい自分の中に原因や落ち度を探しちゃうかもしれないなって・・・。そして後悔も。

 

そんな傷ついたお母さん方に温もりある光を少しでも似顔絵で届けられたらいいな、と思っています。

けれどそれはどんな似顔絵を描くときでも同じ。あの世の子も。この世の子も。

最近こういう依頼を受けて描いていると、ダンナさんに「心霊画家」って揶揄されたりするんですけども(笑)お子さんを描く時の気持ちは基本同じです。

 

 

 

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そしてさらに今回は幸帆ちゃんを含めたご家族そろった4人の似顔絵もご注文くださいました。

実は当方には二人用の額までしかないので、4人はちょっと・・・と最初はお断りさせていただいたんですが、Kさんの強い希望で、「それなら」ってことで引き受けさせてもらいました。
なので4人用の額探しから始まりました。構図も初めての体験でしたし、私にとって初めての試みが多く、最後までちゃんとできるかな・・・と少し不安もあったのですが、Kさんとのまめなやりとりもあったおかげか、スムーズに出来上がりました。(一ヶ月ほどかかりましたが^^)
天国の幸帆ちゃんも力をかしてくれたのかもしれません。

 

 

どうかK様ご家族がずっとずぅっと幸せでありますように。。。

 

 

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