新・あっちゃキャンバスのブログ

お仕事絵や趣味創作のことなど、プライベート日記でもあります。

天国の赤ちゃんの似顔絵

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似顔絵を描く仕事をさせてもらってるけど、10月の終わり頃に死産だった赤ちゃんの似顔絵の依頼を受けました。
去年も死産のお子さんの似顔絵を一度描かせていただいたんだけど、その時のブログをご覧になって申し込みしてくだっさったようです。

奥さんが赤ちゃんと対面できずにお別れなさったみたいで、ご主人がぜひお顔を見せてあげたかったということでお申し込みしてくださったみたいで。

私も迷いがありました。こんなデリケートな案件を引き受けていいものかどうか…。まだ赤ちゃんが亡くなって間もないのに、私のイメージで描いた赤ちゃんを見て不快にならないだろうか。。。どういった気持ちで描けばいいのか私も悩んだまま、ずーっとご家族の気持ちを考えてました。

そんな時いつもよく会ってるお友達母子が家に遊びにきてくれました。そのお友達が最近買ったっという絵本を数冊持ってきてくれていて、
その中に高野優さんっていう方の「よっつめの約束」という絵本がありました。

高野優さんの子育てのマンガ本は面白くて大好きで娘が赤ちゃんのときはほぼ全部買って読んでいました。だけどこの絵本の表紙の絵はいつものギャグっぽい雰囲気はなくって、ふんわり水彩調でやさしい感じがただよっていました。
で、友達とテーブルで談笑しながらその絵本をパラパラとめくって読み出したんだけど、気づいたら涙が出てきてしまって。ほんの数分で読めてしまうような絵本なのに一気に引き込まれてしまって。ストーリーもそうなんだけど、また描かれてる子どもの表情とかがグッときてしまって。友達とおしゃべりしながらなのに友達も「え?どうしたの!?大丈夫?」みたいに驚いてました。「ごめん、つい泣いちゃって〜」って謝る私でした(^^)
一番驚いたのは私なんだけどね(笑)。まさか友達が目の前にいるのに泣いてしまうとは思わなかった。というかそのぐらいふいをつかれて心にしみる絵本でした。

高野優さんはご主人を亡くされていて、それで家族の死というものをテーマに描かれた本だったんだな、と思いました。
今回の似顔絵のテーマである大切な家族が亡くなったときの気持ちっていうものを考えていた私に本当にタイムリーな絵本でした。
私は残された家族の気持ちっていうのを、悲しいとか、つらいとか、それでも前向きに、とかそんなことばかり考えていたんだけど「生きている自分を責めてしまう」という感情は考えてもみませんでした。
亡くなった人はもう笑えない、泣けない、食べられない、なのに自分は、全部できる。。。そんなことに罪悪感を感じてしまう。亡くなった人のことを想うばかりに自分が生きていることさえ罪悪感を感じてしまう…そういうそんな切ない気持ちを忘れてしまっていました。

でも、そんな気持ちや感じ方をふまえて、それでもやっぱり私は亡くなった赤ちゃんのことをイメージすると天国に帰って幸せに過ごしてるって感じました。
まだ天国に戻って間がない感じだからほんの赤ちゃんの姿で、天国の天使たち?が育児してくれてるイメージが浮かんできました。
なので幸せそうな赤ちゃんを描かせていただきました。最初は眠っている似顔絵を描いたんだけど、「なんか違うな…」と思って目の開いてる顔に書き直しました。

そしてお返事が届きました。

「似顔絵届きました。とても素晴らしい出来栄えで、家族一同、感激しております。きっと、今頃あのような可愛らしい笑顔で、お空で笑ってると思います。添えられたお手紙にも、感謝してます。心のこもった、気持ちのこもった、似顔絵とお手紙、本当にありがとうございました。」

って書かれててホっとしました。本当にこちらこそありがたい気持ちでいっぱいです。ほんと良かったー!(^^)
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